ホテルマンの駆込み寺「まんぷく寺」  

第七部 外から見たホテルビジネス 2002年〜

2003年6月27日更新 

リゾートホテル大研究 久米アイランド その3

競り市で見つけた新鮮魚介類

ホテルで食べたプールサイドバーベキューには冷凍の食材が使われていた。

聞けば毎日市場で競り市が行われている。ぜひ見てみたいと思い、ホテルの人に頭を20回以上下げて連れて行ってもらった。

ホテルから車で20分のところに「久米島魚業組合」がある。

毎朝、午前10時から競り市が行われる。9時半頃到着したのでまだ人はまばらだ。

箱が沢山並べれられている。

箱ごとに競りが行われるそうだ。箱の中身を覗いてみた。

  

「きゃー、熱帯魚だ」この箱だけ南国っぽいのです。どの箱も新鮮そのもの。

生のキハダマグロやシイラなどの大型魚も売られる。

午後10時前に地元の魚屋さんやスーパーの人たちが集まり(30名くらい)競りが始まった。

10分程度で全ての魚介類が売られた。値段の詳細は分からないが、東京の価格を考えるとすごい安いらしい。

ホテルも競の権利をもっていて多くの魚を競り落としていた。しかし、ホテルで消費できる量ではない。(多すぎる)

競り市からの帰りにホテル直営の居酒屋に立ち寄りほとんどの魚介類を下ろした。

何だ!島の新鮮魚介類はホテルでなく島の人たちによって消費されるのだ。(勿論すべてではない)

よーし、今晩はこの居酒屋で島の魚介類を食べてみるか。(つづく)

 

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