ホテルマンの駆込み寺「まんぷく寺」
第二部 グァム海外リゾートホテルビジネス 1991年〜1995年
G リゾートのマーケティング開始
2001/8/18更新
毎度おなじみの味です リゾートホテルの商品づくり。 喫食率をあげるために、私が気づいたポイントは2つある。 まず価格の見直し。夕食がとれるレストランは中国料理、日本料理、メインダイニングの3ヶ所である。これらのレストランは$35から$100までの価格である。 それ以外はロビーラウンジでサンドイッチなどの軽食を$10前後で提供していた。お客様の予算の中心価格$10〜$30の商品がなかった。 不振を続けたメインバーをステーキハウスに変更した。グァムのステーキハウスは安いがまずい。美味いステーキを$20前後で提供するようにした。 これにより夕食が$10〜$100まで予算によって楽しめるようにした。 もう1つが味のテーマ変更である。それまでは、現地の味を紹介するチャモロフィエスタバーベキューなどを提供し「アメリカや現地の食文化の紹介」をテーマに考えていたがあまり喜ばれていなかった。 「日本人におなじみの味」をコンセプトに各レストランのメニューを見直した。 このおなじみの味でオプショナルツアー商品を開発した。 ディナーショーは、アメリカンステーキディナーで分かりやすくした。バーベキューは現地のチャモロバーベキューからカニ、海老、ステーキなどを焼く日本式バーベキューとした。 ブッフェのメインダイニングルームは、ファミリー向けの屋台村にして日本人味の料理に変更した。 このコンセプトはレベルの高い料理ではなく、現地のマネージャーと料理長でも営業できる簡単な内容にした。 結果的には、この変更が好成績への始まりであった。 次回は店づくりです。(信じられない出来事が私を襲います)
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この原稿は1995年作成、時代錯誤のご理解をお願い致します。
2006年再読