ホテルマンの駆込み寺「まんぷく寺」    

 いちゃもんや三度笠  激怒!

  東京お台場 アクアシティ ラーメン国技館 2007/4/15

東京都港区台場1−7−1

03-3599-4700

史上最悪のラーメンアミューズメント施設に遭遇した。馬鹿にするにも限度がある。

2007年4月14日土曜日、東京・新橋駅から「ゆりかもめ」に乗り、約15分で台場の駅につく。

多くのゲストが降りる。観光施設やホテルやフジテレビがあるためである。

アクアシティお台場の5階に「ラーメン国技館」というラーメン屋が6店舗入る施設がある。

どうして皆様、腕組みして偉そうにしているのであろうか?何か勘違いしていないか?

それぞれの店舗の売りたいラーメンが、パンフレットに掲載されている。

値段は1杯980円から1,050円と高い。

この値段を取るために麺が見えなくなるほど同じような「具」をこれでもかと乗せている。

長い通路を抜けてこの空間に足を踏み入れた瞬間に信じられない出来事と遭遇する。

6店舗のスタッフが大声で呼び込みをするのである。

「函館の塩はいかがですか」「京都のしょうゆラーメンはいかがですか」と怒鳴っている。

6店舗のスタッフが、大声で怒鳴っている。

キャバレーでの呼び込みが禁止された今、日本で一番うるさいラーメン屋である。

席に座って食べているすべての人の耳に、最後までこの怒鳴り声というトッピングが乗せられている。

(前回訪れたときはこの怒鳴り声に驚きUターンして帰った)

観光施設なので誰も文句を言わずに帰るのである。

 

今回は、博多とんこつ 「拉麺帝国」の食券販売機の前に立った。

どうしても売りたい商品は、台場限定博多どんたくスペシャル980円である。ボタンを押した。

1日限定15食の「めんたいこご飯」350円も押してしまう仕掛け。

入ったら若い女性に、こちらでどうぞと狭いカウンターの居心地の悪い席を指示された。 

他のテーブルを見たら、空いている。

むかつく。

1日15食限定の「めんたいこご飯」が先に運ばれた。

なんだこれは?限定という意味がまったく理解できない。飯にのりを置き、明太子をちぎって乗せているだけ。

ご飯は長時間電子ジャーで保管していた異臭が漂っている。

どう考えても380円の飯を多く売るために「限定15食」と言う詐欺商法と思われる。

ラーメン国技館 基本十か条 その四にこう書かれている。

ラーメンの食べ方の基本。まずはスープを味わうべし!

 

スープをすすった。とてもぬるい。どろどろの食感でぬるいと食べれるもので無くなる。

これだけで食欲も何もかもが失われた。

これまで食べた博多ラーメンの最悪がここにあった。

上に乗せているねぎ、九条ねぎではないようなまずさ。

他にも・・・・・・・・・・・・・・・・。

この沈んだ気持ちに、戸のない玄関から怒鳴り声が聞こえてくる。

「今ならすぐに座れます。博多ラーメンはいかがですか〜〜〜〜〜〜」と。

 

土曜日の正午前に12時出勤の若い女性が3名「おはようございます」と店に入ってきた。

そのうちの一人がカウンターの中で髪の毛を結いはじめた。

ラーメンが行き来する場所で、どうどうと髪の毛を上げている。

生ビールのサーバーを鏡に見立てて髪の毛を触っている。

その後、この子は手も洗わずに接客を始めた。

この信じられない出来事があっても、ここでは永遠に誰も何も言わないであろう。

観光客が来なくなった時までは・・・。

このラーメン国技館の影響で、お台場の観光施設に入る飲食店がまずく見えてしまう。

この日のディナーはどうしてもお台場を離れようと思い、足早に離れた。

 

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