たべもんや三度笠 美味い店
東京汐留 うまい鮨勘 カレッタ汐留支店 2007/4/18 東京都港区東新橋1丁目8-2 営業時間 詳しい情報は、こちら で確認下さい。 仙台市を中心に店舗展開をしていた、株式会社アミノである。 ここ数年で関東地方への進出を果たし、拡大路線を驀進中である。 確か関東地方への初進出が小田原支店と記憶する。 私は仙台でこの「うまい鮨勘」によく通いお気に入りであった。 関東にできたことを喜び、この小田原店へかなり通った。 この小田原支店は、パチンコ、カラオケ、ゲームセンター、コロナの湯などの入る施設のテナントである。 立地は決して恵まれていないが、美味しい鮨を適正価格で出していた。 しかし、この店の満足度がある職人Wさんの登場で下がってきた。 2007年3月31日で小田原支店が閉店になると聞き、閉店の1週間前に訪れた。 ゲストがいたるところで怒鳴っていた。注文したすしが届かない。 席が空いているのだが案内してくれない。 ひどい客は、テーブルの上に置いている箸などを次々と投げつけている。(それほど激怒していた) おそらく責任者であろうWさんは何も見ないフリをしてただ握っていた。 私は、この店が閉店したら働く人はどこへ行くのか気になっていた。 行くとすれば、築地店か汐留店だと思った。
過去何度か訪れてレベルの高い店と思っていた「うまい鮨勘 カレッタ汐留支店」に4月14日に訪れた。 するとやっぱりWさんがいた。 ビジネス街の土曜日なのに、カレッタ汐留ビル内には多くの人がいる。 明らかに年配の親父(料理長)は「いらっしゃい○○様」とタイミングよく声をかけている。(つられて客が入ってくる) 私はカウンターに座ってWさんに声をかけた。(Wさんは私を知るはずがない) 「Wさんやないですか。小田原では大変お世話になりましたね。ここにいると聞いてわざわざ来ましたよ」と言った。 Wさんは大変驚いた顔をした。(でも巻物専門の2軍のポジションにいた)
カウンター内の1軍のポジションにはこの若い板さんがいた。(Wさんより親子ほど年が違う) 私は何故、支店を仕切っていたWさんが、この若い板さんより低いポジションにいるのか疑問に思った。 はい、刺身の盛合せでございます。 「あ、明らかに小田原の物とは違うな」 「このうに美味いよ!」と板さんのお勧めのうにをいただいた。 初めて食べる、このうに料理は言葉にできないほど美味かった。 テーブル席で注文されたにぎりのセットも、レベルが高くスムーズに運ばれている。 カウンターに座っている顧客風に対する接客もスマートである。 言っては申し訳ないけど、この若い板さんはWさんのレベルではない。 美味しい握り鮨をたくさんいただいて、ほぼまんぷく寺になりかけた時に、これどうぞとでてきた「とり貝」 置いた瞬間、「とり貝」が踊り始めた。 お見事でした。
お腹もいっぱいになった時に、「Wさんからです」とこれが出てきた。
一生懸命巻いてくれたのでしょうね。かわいい親父の気持ちは、私の心に響きました。(ありがとうございます) 「Wさん頑張ってね」と言って席を立った。
やはりこの会社の人は現場をよく把握していましたね。 店舗閉鎖後の人員配置換えはお見事です。きっと店としていい方向に向くに違いありません。 「繁盛店は人が作る」を再確認いたしました。 再来、確約!!
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