ホテルマンの駆込み寺「まんぷく寺」   たべもんや三度笠 

大阪梅田 朝食 都そば 2002/7/4

 阪神梅田駅から歩いて3分の距離にお初天神商店街がある。

その商店街の真ん中に立食いそばのお店「都そば・新曽根崎店」がある。

営業時間は午前7時から深夜11時まで。

私は大阪梅田に仮事務所を設けてから毎日午前10時にここで朝食をとる。

注文は決まって「天ぷらそば270円」である。(たまに稲荷寿司120円も)

店内は立って食べるスペースが8名で満席の狭さ。なぜかいつも数名客がいる。

駅の構内にある店でなく、商店街の中で朝から麺をすする人が多いこと。

それは「安くてうまい」から。

経営する会社は「大阪誠和食品チェーン」大阪、神戸、京都にたくさんある。

ここで働く人は40代の奥様方。調理技術は全く必要ない。

うどんやそばも製麺会社から仕入れる。ねぎもきざんだ物を注文している。

天ぷらやおにぎりや稲荷寿司などの全て完成品を使っている。

カレーうどんのカレーはレトルトを湯煎している。しかし、誰もが納得している。

それはだしの美味さだろう。

注文してから出来上がるまで20秒。食べる時間が約5分。

お昼時は、客単価400円として1時間3万円を売り上げる。

原価率は20%程度と推測する。たいしたものだ。

関東にある「駅そば」とは月とすっぽん、レベルが違う。

大阪食べ物商人の商いは、何度食べてもあきないだな??

朝食に天ぷらそばという商売はお見事!

 

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