ホテルマンの駆込み寺「まんぷく寺」
第三部 大阪ミナミホテル企画ビジネス 1995年〜1996年
2001/9/5更新
ウインドウズ95って何だ 1995年9月グァムボケが抜けきらないうちに初出勤を迎えた。 働きだしてはじめての朝9時出勤のサラリーマン勤務。慣れない通勤地獄にもみくちゃにされやっとの思いで会社に到着。 企画部署は世間の情報入手からと勝手に決めて新聞を広げることから始まる。日本経済新聞にウインドウズ95が11月に発売と書かれていた。 当時はパソコンも使えなかったし、ウインドウズというのが何かも知らなかった。 この企画部署は私を含めて働いている人は3名だけ。 3名の雑談が始まった。私「あの、このウインドウズって何ですか」他2名「・・・・・」私「この発売って大変なことですか」他2名「そうよ」 私「これってパソコンする人は必要なんですか」他2名「そうよ」私「では11月の発売日にウインドウズ95パソコン教室をしたらどうですか」他2名「え、いいね〜。でもできるかしら」 このような変な会話から生まれた「ウインドウズ95宿泊プラン」がウインドウズ95の発売日に実施されることになった。 この企画に私が参加したのはアイデアを出したことと、予約電話が鳴りっぱなしのとき予約を1件取ったことだけ。 パソコンメーカーやパソコン教室との交渉は上司が担当。さすがに慣れていてテキパキ企画化されていく。ん〜、企画はこのような順序で出来上がっていくのかなんて感心した。 この企画はタイムリーである。日本経済新聞に小さいながら記事が載った。この記事だけで予定していた40席が2時間で完売となった。 なんだ企画なんて簡単だ。(これはとんでもない勘違いと後で気づく)
|
この原稿は2001年作成
2006年度再読