いちゃもんや三度笠 激怒!激怒!
東京新宿 北海居酒屋 道産子 新宿2丁目店 2006/12/16 東京都新宿区新宿2-10-7 TOMビル1F 03-5379-5499 食べ歩き12,218件目でこれほど激怒したことは極めて珍しい。 2006年12月15日金曜日 午後8時 新宿界隈は忘年会シーズン最大の山場、師走の金曜日。 どの飲食店も満席営業の波が、新宿駅界隈から徐々に広がり、新宿3丁目界隈まで襲っていた。 我々2名はその波を避けるように新宿2丁目まで行き、食事ができる飲食店を探していた。 小さな交差点の角に薄着で客引きの為に立たされている若い女性がいた。(日本語は今一通じない) その女性は「北海居酒屋 道産子」の従業員で、「ど・う・で・す・か」と誘われたので入った。 50席はある店内は不思議なくらい空いていた。我々のほかには2組だけ。 入口では女性に、「奥のほうへどうぞ」と言われた。 奥に進もうとすると、えらそうな親父が「こちらへどうぞ」と居心地の悪い狭い2人席を指差した。 見た目女将のようなスタッフが、オススメのメニューをやや強引に勧めてくる。 生ビールを2杯に・・・。「カンパチの刺身」「ふぐのから揚げ」「焼き牡蠣」「焼いたイカのトンビ(クチバシ)」を注文。 おすすめの「カンパチの刺身」を見て驚いた。 魚の切り身の表面がぬめっている。相当やばい鮮度の刺身料理だ。いっぺんに食欲を無くす。 (店側の反論は一切無用でございます。なぜならば私は調理師だからです。) 「ふぐのから揚げ」は、揚げた油の温度が低いのだろう。ぬるい食感のふぐになっている。まずい。 追い討ちをかけるように、えらそうな親父が我々の横に立ってタバコに火をつけ吸いはじめた。 ここまで堂々とした立ち振る舞いを見せられたら文句も出ない。お見事、喫煙ショー。 私が座っていた席は玄関からの風をまともに受けるので寒い。先程の従業員が出入りするのでドアは開けっ放し。 仕方なく「ひれ酒」を注文して寒さ対策をする。 「焼いたイカのトンビ(クチバシ)」も見た目からまずそうである。一切、食べなかった。 「焼き牡蠣」をお勧めしておきながら「注文していない」と言い張る女将のようなスタッフにあきれる。 余りにも寒いので温かい料理を注文。 「アスパラガスのもみじ焼き」「かさごの煮付け」 とうとう、たまらず店の人に「寒いから玄関の扉を閉めていただけますか」とお願いした。 何故か、その言葉を聞いたえらそうな親父が外へ逃げていった。 すると女将のようなスタッフが「ここは年中開けているんです」と平気な顔で言う。 私は「では席を替わっていいですか」というと、女将のようなスタッフは「どの席も寒いよ」と言った。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 私は「もういいわ、帰る」と言って席を立った。女将のようなスタッフは「そんなに短気にならなくても」と抵抗する。 そして「そうなの・・・皆、怒って帰っていくんですよ」と信じられない証言まで飛び出した。 「あほか」と心でつぶやいて黙って外へ出た。(勿論、金をきっちり払って) 逃げた親父は、我々が店を出るのを見届けて、店に入っていった。何なんだこの親父は・・・・。 信じられないが、この店はチェーン店である。 新宿は客が多いのだろうな。このような店が存在すること自体、新宿では日常茶飯事である。
この「いちゃもんや三度笠」が続きそうな予感。 ねえ、金返せ!
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