ホテルマンの駆込み寺「まんぷく寺」

第六部 ホテルのブライダルビジネス 2002年

2002/1/23 更新 

花嫁様が主役のトレンディドラマ

現在、ホテルで自分がウェディングプロデユーサーと思っている人に提案する。

ウェディングプロデューサーは、新郎・新婦ご本人だと思う。今もっとも新しいトレンディドラマの主役が花嫁様なのだ。

自分達が主演のドラマを自分達がお金を払って演出するのである。おそらくホテルのブライダル関係者でこのような考え方のできる人はほとんどいない。

私は「今、もっとも新しいトレンディドラマの舞台と役者と大道具小道具をそろえる」のである。

新郎新婦のお2人が来られたら「どのようなドラマがご希望ですか」とお伺いする。30分の挙式というドラマ。披露パーティという2時間30分のドラマ。

100組のお2人が来られたら100のドラマがある。その演出台本にどれだけ応えられかが信頼されるかどうかだ。

そのために1流の役者を揃える。そのために最も新しいコスチュームを用意する。その記録のために1流のカメラマンを用意する。

ご招待客は、花嫁様が主役のトレンディドラマを見に「ご祝儀」という高いお金を払って来られる。このドラマはホテルの結婚披露宴にない「筋書きのないドラマ」である。

ご招待客がどちらの方が喜ばれるかは、新郎新婦のウェディングプロデュースの力にかかっている。

ホテルの宴会予約や婚礼担当者の皆さん、私と皆様の考え方の違いが分かったでしょうか。

このヒントを読んで、新しいアクションプランが思いついたでしょうか。

 

この原稿は2002年作成 2006年再読

第六部の目次へ