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 たべもんや三度笠  

  道後山の手ホテル フランス料理 キング・オブ・レストラン 2006/10/31

愛媛県松山市道後鷺谷1−13

089-998-2111 (代表)

道後山の手ホテルのホームページ

3000年の歴史を誇る日本最古の温泉 道後温泉本館

この温泉街にある飲食店を2軒回ってがっかりした。

所詮、温泉街の観光レストランだと納得した。

ところが、この「道後山の手ホテルのレストラン」には驚いた。

フランスの2つ星レベルのフランス料理を出された。

ブライダル特化のホテルとして、ほとんど期待もしていなかった。

道後温泉、9回裏代打満塁さよならホームランです。

ディナーメニュー 7,350円

帆立貝のムース コクティエール(アミューズ)

このアミューズを食べた瞬間に、このレストランは只者ではないと気づく。

新鮮な魚介 デリスューズサラダ ポテトと秋刀魚のタルと

前菜に「さんま」が出てきた。繊細にしてヘルシーな味はお見事だ。

コラーゲンを豊富に含むフカヒレのコンソメスープ

妥協を許さない本物のコンソメがここにあった。ロワイアル仕立てで卵が引きつめられている。

そこにフカヒレの食感が加わり、見事な料理に仕上がっている。今日一番の驚き。

平目のポアレと小ヤリイカのクスクスの詰め物 きのこソース

香り豊かな料理で、ヤリイカの登場には驚いた。単純に美味しい。

柿のシャーベット

イベリコ種豚のグリル焼き 蜂蜜と香辛のアロマ

上質な材料なのでしょう。柔らかくてジューシーな豚さんとあっさりソースがうれしい。

グレープフルーツのサラダ ヨーグルトドレッシング

もうお腹いっぱいで手が出ない。口も挟めない。

ホワイトチョコレートのムース

フランボアーズと薔薇の花のソルベを添えて

コーヒーにこのメニューが添えられます。

ブルゴーニュのビオワインで5,000円です。

 

サービスに関しても何ら問題はない。

入店当時には黒服以下、ソムリエなど5名のサービススタッフが勢ぞろいしていた。

メインの料理になる頃に女性スタッフが2名になってしまった。

意地悪な私は「男性陣は宴会にでもヘルプに行ったの?」と質問。

若い女性は「何かいたらぬ点でもございましたでしょうか」と聞かれました。

「いいえ、決してそんなことはないのですが、どうしたのかなと思って」と言うと、

「もう勤務時間が終わって帰りました。あと一人は裏で洗物を片付けております」とのこと。

本当に正直な好感接客に出会いました。

 

ここのレストランは、全国レベルの素晴らしい味が楽しめます。

総料理長の本田弘さま、お見事です。

 

メニューの表現はそのまま採用しました。

 

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