ホテルマンの駆込み寺「まんぷく寺」    

  いちゃもんや三度笠  

   湘南・逗子 GRAND BLUE OCHIAI  2009/09/15

神奈川県逗子市小坪5-23-1 逗子マリーナ内

火曜日定休 0467-25-0480

WEBサイトは ここ

 

初めて逗子マリーナに来た我々5名は喜んでいた。

外国のような街並みに、リゾートを感じていた。

パーキングに車を止める。すぐにこの看板のお出迎え。

おー、リゾートだ!

レストランの営業を確認して、レストランへ向かう。

 

店に入って、レジ兼レセプションカウンターにいる女性からこう言われた。

係「何名様ですか」

私「5名です」

係「平日でも、ご予約をお願いします。」

私「・・・・・・・・」(帰ろうかな)

係「今満席なんですが・・・・、空きましたのでそちらでお待ちください」

 

空いているなら余計な事をしゃべらずに「こちらで少々お待ちください」とだけ言え!

我々5名は、この空間で笑顔を失っていた。

何でこんなに上から目線なのだろうか。

約5分待たされて、席に案内された。

確かに、景色は湘南らしく素晴らしい。

年配客でにぎわっている。

客が醸し出すレストランの雰囲気としてはよい。

 

係「ドリンクのメニューです」と言って硬い紙に貼ったコピー用紙を全員に配った。

 

生ビールが、950円。鎌倉ビールが950円(小瓶)。

フランスのラングドックのワイン(仕入1,000円以下)が、6,800円。

ランチ2100円〜と誘うレストランのドリンク。

しかも、WEBサイトにドリンクメニューが一切ない。

 

ホテルのフランス料理レストラン、元メートルドテルの私が見ても「異常に高い」料金だ。

そうか、サービスに自信があるのだな。

私「サービスを感じよう!」と期待した。

 

いきなり気になった。

テーブルクロスに、紙のランチョンマットを乗せている。

生ビールを950円で出すレストランではしてはいけないこと。

 

メニュー解説の女性は、伝票に挟んだカンニングペーパーを見ながら説明する。

ゲストが分かるような説明ではなく、紙に書かれていることを朗読しているだけ。

やはり、料理説明はお客様の顔を見ながらはっきりと説明しなければ意味がない。

 

で、プリフィックスのランチを全員が注文した。

 

Pranzo A
3,675円

紋甲イカと旬野菜のバーニャカウダー

小坪のシラスとルッコラのスパゲッティ

新鮮ウニのクリームスパゲッティ

隣人のパスタを盗撮。

本日の鮮魚 素材を活かした調理法で

ぶどうのババロアとグァバゼリー

あと、コーヒー、紅茶、エスプレッソ、カプチーノなどがつく。

 

ほぼ全員が言った料理の評価。「まずい」

 

デザートを出し終えるまで、サービスのもたつきを感じる。

中に一人、サービススタッフから嫌われているのが分かるサービススタッフがいる。

 

このレストランに、サービスの分かっている幹部がいるはず。

一生懸命、教えていると思われる。

 

しかし、ゲストに通じていない。

 

男性トイレの中に張られていたポスター。

 

支払のレジでは、

さきほどの女性は、先の予約を取りたいゲストにつかまって動けない。

 

じっと耐えて待つ。

 

なにもかも、もたもた要領を得ない。

 

イライライライラ・・・・。

 

なのに、上から目線。

 

レジから戻った私は静かにこう言った。

 

「いちゃもんやで」

 

2009/9/22追伸

この出来事を、店側に伝えようとアンケートに詳しく書いた方がいた。

その人と再会したときにこう言った。

「個人情報も書いたのに、店側から何の連絡もない」

その人の血管が浮いていた。

 

 

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