ホテルマンの駆込み寺「まんぷく寺」

第二部 グァム海外リゾートホテルビジネス 1991年〜1995年

C 得意技 ゲリラ商法

2001/8/4更新

地元の人に総スカン さて

私は予算を背負っている。これまで説明したように日本人観光客だけでは予算達成はできない。地元の人、13万人に向けてのイベントを考え実施した。(ローカルマーケット)

日本人観光客はお昼の利用が少ない。オプショナルツアーに出かけるため。地元の人のランチ価格を調べてみた。$10は絶対払えない。平均$6.5の価格。

これはロケーションの問題もあり単に格安ランチを作るだけでは来てもらえない。よって、地元の人のイベントで集客すればいいと気づいた。

・サンデーブランチ 日曜日教会に行った帰りに家族で楽しむ。($10、平均200名集客)

・母の日イベント これはアメリカでは最も盛り上がるイベント。($10、500名集客))

・秘書の日 セクレタリデーで多分会社の経費で払えるため多くの秘書が来られる。($20、200名集客)

・その他、アメリカの歳時記で盛り上がるイベントも多い。

このようなイベントは日本では盛り上がらない。しかし、地元の人はこれらのイベントがメジャーである。

商売として考えるのではなく、地元の人のイベントを理解したいと思い実施した。価格は採算度外視です。やっと多くの皆様に来てもらえた。グァム1高いホテルの評判を否定する大奉仕です。

日本人観光客と地元の皆様へにイベントを別々に考えることで、何となく予算達成が見えてきた。

このような考えで、しばらく地元マーケットへの勉強を続けた。

 

この原稿は1995年作成、時代錯誤のご理解をお願い致します。

2006年再読