ホテルマンの駆込み寺「まんぷく寺」    

たべもんや三度笠 海外編 フランス パリ

 ディナー 1つ星「エレーヌダローズ」 2002/12/3

今回のツアーではジャルパックのミールクーポンが付いていた。

本格的なフランス料理をお手軽に「デラックス・クーポン」15738円税金サービス料込み

この上のクラスは、グルメの国の「真骨頂」豪華版「スーパーデラックス」25542円

デラックスクーポンの提携レストランは16店あり、ジャルパックから予約を入れてくれる。

レストランにはミールクーポン用日本語メニューがありメニューでも苦労しない。

このレストランを選んだのは、アランデュカスの下で修行した女性シェフが経営しているから。

ガイドブックを見ると、絶品のフォアグラが味わえると書いてある。

ジャルパックから午後7時30分に予約が取れた。

「やっぱり1つ星のレストランにはタクシーでしょ」とつぶやいてタクシーで行った。

場所はサンジェルマンデプレの一角のビル1階にある。

体調が悪いので写真も上手く撮れない。「ウギャ」

とてもレストランの入り口には見えない入り口を入ると、

この犬様がお迎えしてくれた。

名前を告げると「そこでちょっと待って」と入り口で待たされる。(10分くらい)

ミールクーポンを手渡して案内された。1階はカジュアルレストランになっている。

2階のダイニングルームはオシャレなつくりだが誰もいない。(午後7時30分オープンだから)

ミールクーポン客として期待をしていなかったが、パントリー横の変なテーブルに座らされた。

「食前酒はいかが?」とソムリエール風のギャルがやってきた。

このお嬢さん、かなり田舎から来たのだろう。ユニフォームがまったく合っていない。

カッターシャツが首から3センチも余裕があり、蝶ネクタイがひん曲がっている。

歩き方もエスカルゴのいる畑をうろうろするような感じ。(失礼だが本当のこと)

協力隊のBさんは「テイオペペ1419円」 私は「ジントニック1806円」を頼んだ。

メニューは日本語が書かれている。

前菜3品から選び、メイン料理も3品から選び、デザートも3品から選ぶ。

チーズ各種とミネラルウオーターとコーヒー込みと書いてある。

このメニュー構成はプリフィックスタイルと言います。(とても親切ですね)

これはアミューズと言って先付ですが、何か分からず一口食べてやめた。

前菜 ランド地方の鴨とがちょうのフォアグラ ういきょう レーズン なつめの実添え

「ん〜これが噂のフォアグラか」と言って喜んで食べた。

やっぱり「ウギャ」となってそれから食べることが出来なかった。

Bさんが注文したボトル白ワイン5934円で流すが又「ウギャ」となってしまう。

メイン 地中海産のひめじ鯛の切り身グリル 野菜添え

この料理も一口食べただけ。でも体調が良くてもそんなに美味しい料理ではない。

チーズはパスしてデザートにしてくれと言った。

デザート ミルフィーユ 柑橘類の皮とグリーン レモンシャーベットつき

ミルフィーユの上に乗っているあめが堅くて割れない。

よってレモンシャーベットだけ食べた。

その後、エスプレッソコーヒーとミネラルウオーターを飲んだ。

ミールクーポンは「ミネラルウオーターとコーヒー込み」と書いてあったが金取られた。

コーヒー709円、ミネラルウオーター645円です。

まあ、わざとではないと思うが日本人はフランス人には決して文句を言わない。(言えない)

どのような対応を受けても文句を言わないから店からすると「どうでもいい客」と自然になる。

どう考えてもミールクーポンをもってミシュランの調査員は来ないから。

このレストランのサービスだが、チームワークに欠ける。

メートルの指示通りにスタッフが動けない。客が40%の営業でこのちぐはぐなサービスは良くない。

私の経験から1つ星レストランとしては「来年は星無くすかな」と思えた。

やっぱりミールクーポン利用はやめたほうがいいな。

さて、明日はいよいよ3つ星のレストランだ。

この期待とは裏腹にホテルに帰ると「ウギャ!」

 

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