ホテルマンの駆込み寺「まんぷく寺」
第六部 大阪ブライダルビジネス 2002年〜2003年
関西のホテルブライダル事情2003 その2 ブライダル産業新聞505号には大阪京都の最新データーが公表されている。大阪の主要ホテルの2002年度の婚礼実績が載っている。 大阪ホテルの宴会場の数と年間組数を見ると、1宴会場あたりの年間婚礼獲得は100組を大幅に下回っている。 売上も1999年の主要10ホテルの婚礼売上は220億円あった。2000年には200億円と1年間に10%も落としている。 2002年は売上もさらに大幅に落ち込み、5万円以上あったホテルの客単価も4万円台に落ちている。1件当たりの出席人数も年々下がっている。 屋外チャペルを作ったZホテル以外は前年度から、全ての数字が大幅に下がっている しかし、2003年度の獲得組数の目標は大幅に上がっている。 ホテルの皆様、大幅に上がった獲得目標をどのように達成するのでしょうか? およそ披露宴といえない親族の食事会も1件獲得と数字のマジックを使うのでしょうか? ますます激安プランを乱発して「安さ」だけで獲得を目指すのでしょうか? そろそろホテルブライダルビジネスは損益分岐点に低下しているはず。これでは、花嫁の夢を実現することなどとてもできない。 ではどうすれば大幅に獲得件数を増やすことが出来るかを教える。今、ホテルがやっているブライダルビジネスの全てを否定することだ。 ハードを変えるには金がかかるから、金がかからないソフトの全てを変えるのだ。 おじさんたちが寄ってたかっても所詮無理だと早く気づいたホテルの獲得件数が伸びる。 その3につづく |
この原稿は2003年作成 2006年再読