ホテルマンの駆込み寺「まんぷく寺」   たべもんや三度笠 

素晴らしいお店には二度笠 

大阪弁天町 居酒屋 まえ川  2002/10/11  

大阪市港区市岡元町2-16-12 日弘ビル1階 06-6584-5224

東京から「えだまめさん」が久しぶりに大阪に来ることになった。

私もまんぷく寺協力隊のAさんも連日のミナミ通いにややお疲れモード。

よってAさんの地元であるJR環状線弁天町駅前のバーで待ち合わせた。

馴染みのバーテンダーさんにお勧めのお食事処を聞いてみた。

「ぜひ行ってください」と居酒屋「まえ川」を紹介され電話で予約してくれた。

弁天町から中央大通りを東に3分ほど歩いた角にそのお店はあった。

店の前に立った瞬間に「この店は違うな」と感じた。

カウンターが10席程度と仕切られた掘りコタツの座敷が5ブロックくらいある。

カウンターには大きなツボに生花が生けてあり居酒屋の雰囲気ではない。

カウンターの中にはちゃんとした板前さんが3名てきぱき働いている。

料理のクオリティの高さと値段の安さに驚いた!!

ヒラメのお造りは650円で限りなく割烹料理に仕上がっている。

ヒラメに添えられているねぎは、磨がれた包丁でしか切れないほど繊細な仕事だ。

酢牡蠣は450円でプリプリの大粒牡蠣が5個も入っている。

圧巻はあの高級魚「活けあこう」の煮つけが1800円で出される。

素材の美味さを生かした完璧な煮付け料理だ。3人で骨まですすった。

これらの料理を東京銀座で食べたら5倍の値段を請求される。

これらの料理を大阪ミナミで食べたら2倍の値段を請求される。

この店を仕切るのがオシャレな着物姿の「ヤンママ」である。

どう見ても女将には見えない。20代の茶髪のママなのだ。

この「ヤンママ」の演出する店づくりとサービスセンスにかなり驚いた。

お手洗いは初めて見るすごいセンスで作ってある。(お金もかかっている)

店の雰囲気も独特の仕上がりで「ヤンママ」を感じ取れる。

着物姿の若いギャルウエイトレスも一生懸命誠実なサービスをする。

午後10時を回った時にウエイトレスの1人がセーラー服で帰ったのにもびっくり。

本物のギャルを教育する「ヤンママ」のこだわりだなと感心した。

ご主人が板場を仕切り、奥様の「ヤンママ」がセンスでサービスを演出する。

客の立場からすると「美味い料理と華のあるサービスの見事な調和」が心地よい。

まんぷく寺協力隊のAさんに、この店の評価を聞いてみた。

「文句無く二度笠だな」と2人でうなずいた。

しいてお願いすることがあるとすればドリンクメニューの充実だけ。

本当に満足する店に出会えて幸せ!

(あえて写真公開を控えました)

 

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