ホテルマンの駆込み寺「まんぷく寺」 コラム

新卒者用 面接ノウハウ その1 2002/7/7 

新卒の皆様に面接の傾向と対策としてノウハウを教える。

最近、このホームページに新卒者の訪問が目立つ。目的は就職したい業界の検索によって訪れ、何とか就職できないかと模索している。

周りの友人が内定を貰うなど就職を決めているのに対し、自分は内定も貰えない事に焦っている。よって手当たり次第に会社案内を請求したり会社説明会に通っている。

そういう時期に、私はかなりの新卒者に対する就職面接をしている。

はっきり言って「面接のマニュアル」を鵜呑みにした、その他大勢になっている人が余りにも多い。

着てくる服はリクルートスーツだし、自己紹介もマニュアルどおりだし、自己PRも学生生活レベルで自分がやってきたことを述べているに過ぎない。

面接官としては「この人達は自分のアピールではなく、面接マニュアルをいかにうまくするか」の為に面接に来ているのだなと感じる。

面接マニュアルを演じて運良く就職できても、かなりの確率で離職することになる。その時に初めて面接マニュアルそのものが全く意味の無かった事に気づくのだ。

新卒は一生に一度しかない就職の機会である。その貴重な機会に「就職さえできれば、その後の人生は後から考えよう」と思っているのだろうか。大きな間違い。

我々面接官は「この人をこの業界に入れて、双方が幸せになるだろうか」を考えている。その人が優秀でもあえて落とす場合も多い。

では、就職先を決めることと、面接に成功するノウハウを教える。

@ 自分の将来に対するビジョンを考えよう。学生時代に学んだことを生かせることが前提。

A そのビジョンに対する、自分の人に負けないセールスポイントを見つけよう。

B そのセールスポイントは学生レベルでなく世間的評価で考える。

C 業界を選んだ理由をハッキリ言う。会社を選んだ理由をハッキリ言いう。

D その業界のことやその会社のことをもっともっと調べておく。

E 自分を雇えば業界が発展すること、会社が発展することを考える。

具体的な事例研究はその2につづく。(急ぐ場合は掲示板に催促されたし)

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