ホテルマンの駆込み寺「まんぷく寺」

第三部 大阪ミナミホテル企画ビジネス 1995年〜1996年

2001/9/26更新

専門誌ホテレスの記事

1996年の春に、専門誌が特別企画「関西圏ホテルのブライダル事情」を出した。

なにわの披露宴「結婚でんねん」に関する記事が2ページにわたり詳細に報告されていた。(私はすでに転勤していたので取材を受けていない)

記事中で他ホテルのコメントが書いてあった。「あくまでうわさだが、あの企画は担当者が”こんなふざけた内容ではまさか通らないだろう”と冗談半分で出したら、上層部のGOサインで決まったなんていう話もある」(原文のまま)

私も他ホテルの人に同じような話を聞いた。私は、この企画のことに対しては一切しゃべっていない。何と言われても一切無視した。

どうもホテルマンは同業他社の評価が気になるらしい。ホテルレストランやホテル旅館などの専門誌に載ることで「すごい」と言われたいようだ。(特に調理の人)

言わせてもらうが同業他社の評価など、売上には全く貢献しない。専門誌にベラベラしゃべる事など何の意味ももたない。

加えて、まねをされて自分の首をしめることになる。同業他社は戦争する相手なのだ。戦争相手に手の内を教えて何になる。

2001年現在、私はこの気持ちがより一層強くなっている。専門誌からの取材も一切拒否。同業者が施設見学を希望されてもお断りしている。

だから私達「まんぷく寺」のことを同業者は知らない。密かに1人だけ笑っているのです。

次は最終結果の報告です。

 

この原稿は2001年作成

2006年再読

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