東京 渋谷　和風オリジナルダイニング　かまくら　2004/5/07

　東京都渋谷区宇田川町3-10 安保ビル４階　03-5728-2877

営業時間　17:00 - 04:00　日祝　16:00 -23:30 年中無休

かまくらホームページ

飲食店内がかまくらの造りになっている。（雪でつくるかまくらのイメージ）

デザイナーレストランのコンセプトとしては極めて分かりやすいコンセプト。

繁盛しているとの噂を信じた。

２００４年４月のある休日に若い人が氾濫する渋谷を訪れた。

JR渋谷駅から徒歩１０分。ＰＡＲＣＯパート２の隣のビルの４階にある。

たまたま歩いていたらその「かまくら」の人が割引券をＰＡＲＣＯ前で配っていた。

午後６時３０分までに入店すると2,000円割引となっている。

玄関をくぐるといきなり「２時間まででお願いします」と言われた。

本当に「かまくら」のような小さな空間に案内された。これは落着くいい雰囲気だ。

このすだれがあり、他の席はほとんど見えなくなっている。

メニューは居酒屋メニューを多少工夫した内容。（和食系）

これがお通しで600円

ざる豆腐　680円

板長おすすめ刺身３点盛　1,250円　

だいたい500円から1,000円の価格帯で種類は多い。

料理は居酒屋チェーンよりは質も量も味も盛付けもよい。

サービススタッフも笑顔の接客で教育のレベルも高い。

ドリンクは、生ビール580円　ワイン（ピースポーター）１本3,000円と高くはない。

お約束どおり２時間の１０分前にオーダーストップと言われて精算した。

合計金額から割引券2,000円がきっちり引かれていた。全体的にはかなり安い。

落着ける雰囲気の「かまくら」というコンセプト。

客は落着くので会話に花が咲き時間がたつのを忘れる。

店は客が回転しなくなるので売上が伸び悩む。この価格ではやっていけなくなる。

おおむねこのような理由から２時間までに終わってくれとお願いするようになったのだろう。

私がこれまでオペレーションした店で「２時間までです」と言っていたら店をつぶしていただろう。

一流の客はこのような時間制限を言われたら二度とその店は利用しない。

この「２時間までです」が店の生き残りの分岐点だと思う。

中々席を立たないのは女性グループが圧倒的に多いなど傾向がハッキリしている。

全ての客に「２時間まで」はその日の売上確保は出来るが、将来の売上を失い続ける。

ＴＡＩＡＮ　三度笠へ