ホテルマンの駆込み寺「まんぷく寺」   たべもんや三度笠 

 和歌山加太 淡路丸  天然真鯛 (番外編) 2002/12/24

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クリスマスイブの日、まんぷく寺ファミリーのパーティを考えた。

本当に美味しいものは自分で釣った魚に優るものはない。

今回の主人公はまんぷく寺協力隊のAさんである。

Aさんは極度の船酔いをするようで船釣りが嫌いだった。

私の強引な誘いで、この秋から3回船釣りに行った。

この3回とも船酔いで苦しい思いをしていた。(2回は強風や大雨でしけの海)

これまでは、残念なことに真鯛を釣ることはできなかった。

しかし釣竿やリール、クーラーや防寒着の購入などで5万円以上の出費。

過去の船代などの経費を加えると合計10万円以上は払っている。

12月24日午前4時「天然真鯛を釣るぞ」と意気込んで大阪市内を出発。

午前5時30分に和歌山県加太港に到着。勿論、真っ暗な港である。

これ以上の防寒着はないくらい完全防寒で船に乗り込んだ。(二人で貸切)

今日のパーティ参加は6名の予定なので「真鯛の目標4匹」と誓った。

次第に夜が明け釣り始めるが潮が動かない。(この時はあまり釣れない)

前回、大釣りした人の釣り方をひたすら研究して真似て頑張った。

私の竿に大きな当たりがあり35センチの真鯛が上がった。

この時点で、本日のパーティ開催決定!

これまで一ヶ所に集中していた何十隻の釣り船がばらけている。(釣れないから)

淡路丸も次から次へとポイントを移動する。

Aさんはひたすら研究した釣り方を実践している。

午前9時ごろ、後ろで釣ってるAさんが「きた!」と叫んだ。

淡路丸のお母さんがタモ(網)を持ってきた。

「ゆっくりやで」「慎重にな」など励ましの声をかける。

まんぷく寺協力隊のAさん、39センチの立派な真鯛を釣り上げた!

釣ろうと言ってから4ヶ月、出したお金が10万円。

1匹10万円の天然真鯛が登場しました。「おめでとう」

結局、我々は5匹の真鯛を釣り上げた。(本当にラッキーでした)

飲食店支援のワイン茶屋「きっちゃん」に1匹お届けした。

午後7時、クリスマスパーティは予定通り開催された。

Aさんは「うまいっすね」とつぶやいた。

料理は素材。これ以上の素材があるのだろうか。

我々は次なる素材を求めて計画を立てるのであった。

 

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