ホテルマンの駆込み寺「まんぷく寺」

第一部 ホテルレストランビジネス 1982年〜1990年

第二章 オリジナルマーケティング戦略

客づくり 企画

2001/7/11更新

企画のターゲット

企画を誰に対して販売するかを決めるのが企画のターゲットである。

わかりやすく説明する。

山田花子さんはビーフシチューが好きな女の人である。ぜひ山田花子さんにレストランに来ていただきたい。

旬の食材では「旬の野菜をたっぷり使ったビーフシチューを作りますので来ませんか」

歳時記では「間もなくクリスマスですね、暖かいビーフシチューがメインです。来ませんか」

企画商品「松阪牛の優勝肉を使ったビーフシチューを作りますので来ませんか」

各種フェアー「フランス祭りで貴女の好きなビーフシチューがでます。来ませんか」

これらが企画の商品づくり。店づくりは、メニューを印刷するのか手書きで行くのか。特別な演出が必要か。客づくりは、手紙を書くのか、チラシを配るのか、新聞に出すのか。

このように誰に対して売るかを明解にすると企画が考えやすい。もう少し詳しく教えてあげる。

夫婦=結婚記念日や誕生日などは誘いやすい。

カップル=クリスマスやバレンタインデーや誕生日などかな。

婦人=PTAの集いやグルメメニューなどでいかが。

家族=誕生日や入学祝、還暦の祝いなどかな。

顧客=旬の食材が入りましたなど。

要するにターゲットを絞ったほうが商品づくりがやりやすい。そして効果も高い。

 

この原稿は1994年のものです。少々時代錯誤の部分があることをご理解ください

2006年再読