レストランの企画とは

企画は、売上げ予算達成の原動力である。

企画はレストラン経営の柱である。私は課せられた予算を達成し続けた。それは、企画力の勝利だと断言できる。すべての企画に戦略を盛り込み、必ず売れる企画を実施した。勿論、目標を達成しなかった企画も多い。

最近のホテルやレストランの企画を検証すると、売上げは上がるが利益が少ないのでは。それは、企画と名づけた単なる割引商品の販売にすぎないから。

売上げが通常営業で上がらなくなっている。単純割引ではプライドが許さないのか理屈をつけた割引商品を販売しているのである。

たとえそれが売れても、それが企画の成功と思うのはとんでもない勘違いである。割引商品で今日の売上げを上げるのは簡単である。企画で売上げを上げ続けていくことが難しい。

私の企画で割引したのは一度もない。

ホテルレストランには売上げ予算が課せられる。しかも、前年より加算されるのが普通である。昨年同月の売上げと今年同月の売上げ予算に差額が生じる。

その金額の差を、企画で売上げるのである。

その金額の差が、企画の目標である。

もし、この金額が売り上がらなければ企画としては失敗である。たちまち、経営者から「売上げが上がらなければ経費を節約するように」と言われる。

最小の経費で最大の売上げ。これがレストラン企画の極意である。

私はこの考えで企画を連発し予算を達成し続けた。

したがって、企画は売上げ予算達成の原動力である。

そのすべてをここに公開する。しかも無料で。