ホテルマンの駆込み寺「まんぷく寺」
第一部 ホテルレストランビジネス 1982年〜1990年
第二章 オリジナルマーケティング戦略
店づくり参考事例
2001/7/3更新
ウエイトレスがオペラ歌手 大阪の梅田に「リトルカーニバル」というシーフードのレストランがオープンした。なんと、食事中にウエイトレス全員でオペラを歌いながら客席を回る。それが本物なので感心する。 私の店づくりはウエイトレス(ウエイター)が演技を勉強すればいいとは考えていたが、ここは本物の役者をウエートレスにしたのだ。 しかし、歌っているウエートレスにお客様に仕えるサービス精神がないのを見破った。「次はここ攻めたろか」と言ったのだ。この人たちは、自分たちの歌声を聞いて驚く客をお客様とは思っていないのだ。 お客様が楽しく、美味しく、くつろげるように努めなくてはいけない。ここはレストランなのだが料理はさほど美味しくない上に料金は高い。誰にでも分かるが、この役者料金が含まれている。 やはりレストランは食堂である。食事を美味しくいただきたい。オペラを聞きたければコンサートに行けばいい。 いくら繁盛している店を見ても商品づくり、店づくりの基本がなっていないねければ勝ったなとつぶやいてしまう。 2006年現在、検索しても出てこないので閉店したと思います。
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この原稿は1994年のものです。少々時代錯誤の部分があることをご理解ください
2006年再読