ホテルマンの駆込み寺「まんぷく寺」
第一部 ホテルレストランビジネス 1982年〜1990年
第二章 オリジナルマーケティング戦略
店づくり(教育訓練計画)
2001/6/29更新
衛生管理 絶対安全をめざして 飲食店に勤める人にとって最も重要なことは食品衛生と公衆衛生の知識である。 我々を殺すには刃物はいらない。「食中毒」ですべてが終る。食中毒は犯罪である。 食中毒をいかにして防止するかは知識と意識である。大便をして大腸菌が手に着かないように拭くにはトイレットペーパーが40メートルもいるのである。 手洗いを完全にするにはどうすればいいか。髪の毛、鼻、顔すべてに食中毒の原因が存在する。営業中に顔や髪の毛を触っても2次感染となる。料理を盛り付けている皿やいろんな器具の上で無駄口も駄目。 食品衛生と公衆衛生の知識をつければつけるほど危険意識がたかまってくる。飲食店で働くすべての人が真剣に学ばなくてはならない。 いろんな店に行って、ここは危険だなと思えることがあまりにも多い。料理を作りながらしゃべっている。サービススタッフは顔や髪の毛を触っている。ひどいのはゴキブリがウロウロ。 O−157の報道でお客様の意識が高まっている。いくら美味しい料理があっても気持ちの良いサービスがあっても食品衛生に無頓着なら店は繁盛しなくなる。 1度専門業者に調査を依頼してみるといい。結果を知って背筋が凍りつくはずである。
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この原稿は1994年のものです。少々時代錯誤の部分があることをご理解ください。
2006年再読