ホテルマンの駆込み寺「まんぷく寺」
ホテルビジネスを考える 2005年〜
ホテルのレストランを考える その5 レストランマネージャーに言いたいことがある。 私の知るレストランマネージャーはホテル(会社)や上司のことで愚痴を言う。本当は愚痴など言いたくないのだろうが無意識のうちに愚痴になっている。 私はよく「言いたいことを言えばいいじゃないか」と言う。そうするとレストランマネージャーは黙ってしまう。言いたいことも言わずに黙々と現場で働いているのだろう。 私がレストランマネージャーをしていた時に、本当に言いたいことははっきりと言っていた。そして会社(ホテル)や上司の言うことを聞かないかなり使いにくい部下であったと思う。 幸いにも現在まで25年以上も「会社を辞めてください」と言われずに「言いたいことを言って」やってきたのだ。 常にゲストと接しているレストランマネージャーが言いたいことを言い続けない限り、レストランの業績は上がらない。 レストランマネージャーは「自分に全てを任せてくれ」とはっきり言おうじゃないか。それで売上予算が達成されなかったら「責任を取ります」と言おう。 これこそがレストランマネージャーの仕事である。上司の言うとおり動いて売上予算達成しなくても「責任を取らなくてもよい」と思っている人は一刻も早くレストランマネージャーを辞めよう。 そんなレストランマネージャーがいるレストランで食事をして高い金を取られるなんて許しがたい。日本のホテルの何割くらいこのようなレストランマネージャーが働いているのだろうか? もう一度言う。 レストランマネージャーはゲストの代弁者。ホテルの幹部へも、上司へも、料理長へも自信を持ってこう言ってくれ。「ゲストはそんなこと望んでいない。」
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