ホテルマンの駆込み寺「まんぷく寺」
配ぜん人倶楽部
派遣社員の制度を考える 約2年前に関西の若い会社から提案を受けたことを紹介する。 配ぜん人を派遣社員として派遣する制度。 配ぜん人は派遣会社と雇用契約を結び、派遣会社からホテルに派遣される。 ホテルにとってのメリットは、 派遣配ぜん社員には交通費を支給する必要が無い。 派遣配ぜん社員には食事を支給する必要が無い。よって食事時間に給料を払う必要が無い。 ホテルが配ぜん人雇用の為に行っていた面倒な事務作業がなくなる。 ホテル内で派遣配ぜん人が事故やぶっかけを起こしてもホテルには責任が無い。 当然だが配ぜん人紹介制度より時給は高い。しかし、それ以上の事務経費などの節約になる。それでも同じくらいのスキルの正社員より年収は安い。 配ぜん人にとってのメリットは、 契約期間中に働きが認められた場合に、社員になれることを前提になっている。配ぜん人紹介の場合は社員になることは全く考えられない。社員になりたくなければ契約の更新を拒めばよい。 配ぜん人紹介所は、 現状から比べて相当なリスクを背負うことになる。人数を揃えて紹介するだけで手数料をもらえたが、派遣となると配ぜん人に対して相当な教育をしなくてはならない。 管理業務もかなり増え事務所に人手がかかる。派遣する配ぜん人が起こす事故に対する保険料も増える。 しかし、派遣社員が社員に採用されれば紹介手数料より多くの手数料が入る。 この制度は使えそうに思わないか?これまでホテルだけが背負っていたリスクをお互いが分散することになる。 この制度がメジャーになれば、配ぜん派遣社員で頑張って認められた人だけ社員にすれば良い。この制度を利用すれば、全ての新入社員を配ぜん派遣社員から採用すれば良い。 料飲サービスの厳しい世界で立派に働いた配ぜん派遣社員だけが正社員になれる。 どうだろうか? もうこのような提案がされる時代に突入している。
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