ホテルマンの駆込み寺「まんぷく寺」  

配ぜん人倶楽部

2003年12月18日更新 

配ぜん人と紹介所の将来を考える その3

昔の話で恐縮です。

20年前のホテルではアルバイトを募集したら多くの応募があった。毎週多くのアルバイトの面接をしていた。その時の時給は配ぜん人の3割安であった。

最近、学生はホテル直接のアルバイトをするよりも、配ぜん人として働いたほうが金が儲かることを知っている。

学生生活の生活費の足しに配ぜん人になって一時収入を得る。(一部の人はお小遣い)彼らの目標は、この業界で生きるというより自分の目標の為に働いている。

しかし、全ての学生が自分の目標を持っているとは限らない。たまたま働いたこの業界に光り輝く何かがあれば、彼らはこの業界で生きる道を目指すはず。

この学生配ぜん人の指導教育を行うのが、常備と言われる配ぜん人のベテランスタッフである。学生の皆様にすれば教育者として尊敬できる人が教育するならば文句は無いだろう。

しかし、多くの学生は「何でこんなひどい事を言われなければならないのか」と教育者に対する不平不満が起きている。

偉そうに教育する配ぜん人常備の皆様は、ヘルプの学生の皆様から尊敬されていないことが原因ではないだろうか。

同じ職場で働く人々は、誰が偉くて誰が偉くないなど考える必要は全くない。たまたま同じ職場で働くことは役割分担に過ぎないのだ。

ホテルの社員が偉くて配ぜん人は偉くないなどの考え方自体が間違っている。常備が偉くてスポットが偉くないなど考えるほうが間違っている。

私が見た限り、学生配ぜん人のほうがホテル社員より常備配ぜん人より優秀な人材が多くいる。この優秀な人材はこの業界を馬鹿にして離れていっている。

ホテルのオペレーションは配ぜん人の力を借りなければ利益が出ない。その協力者をあまりにも見下していないだろうか。

常備の配ぜん人はいつ切られるかもしれないと言う恐怖から、ホテル側に絶対服従を装い自分を殺している。これは相当な精神的苦痛を受けているだろう。

そのしわ寄せが配ぜん人ヘルプにのしかかっている。ヘルプの人は使い捨て程度しか見てもらえない。

私は、これらの問題点を一気に解決できるシステムを見つけた。(複数)

全ての人がハッピーになり(今より)働き甲斐がある職場に変わる。優秀な人材がこの業界に残りバリバリ働ける環境になる。

そして全ての人々の所得が上がる。

 

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