ホテルマンの駆込み寺「まんぷく寺」  

第十四部 侵入取材 銀座のレストラン残酷物語 2015年

 

 潜入取材 銀座のレストラン残酷物語 その5 2015/6/28

 

この話は事実を元に書かれています。

実際にその会社に就職して体験した事実を報告します。

二度と私のような犠牲者を出してはいけないという思いです。

この会社の支配人(店長職)は、何十人も1か月以内に退職している。

その理由が「うつ病になって」である。

 

いまどき、こんな会社があったのか!!

 

 

2015年5月1日

長々と書いた初日の出来事ですが、

この会社、初日に辞めた人の記録が複数あった。(事務所に掲示していた)

新たに採用されたスタッフは、やる気と不安で初出勤を迎える。

その気持ちを、さらなるやる気を育てるか、この会社のようにやる気を失わすか。

雇うほうも、雇われるほうも時間と経費の無駄にならないようにしなければならない。

その主要因は、会社側の受け入れ体制にある。

 

 

今回、私のやる気が半減した初日の出来事を踏まえて、

初出勤のスタッフ受け入れについて提案します。

 

初出勤の時間と場所をはっきりと指示する。

会社の外で待たすことがないようにする。

今回は、時間に電話しても出ないという事実に出合った。

まずは、入社手続きなどの事務手続きをきっちり行う。

知りたいことは、会社の事、自分の働く職場の事、組織の事、今後のスケジュールなど

働く前に知りたいことが多くあることを理解して準備を怠らない事。

現場に出す前に、書類と解説を十分行い、期待感を持たせよう。

これらの座学をきっちりすることで、「早く現場に行きたい」と思い、

やる気も出るというものである。

今回は、いきなりランチの職場に立たされて働き方をチェックされた。

これでやる気が維持できると考えているのであろうか。

今から何をするのかもわからない状況で、職場に立たされ続けるという

初日の研修にやる気が出ると思っているのであろうか。

 

私の初日は、会社の事不明、自分の上司が不明、職場の組織が不明、スケジュールが不明、

分かったのは、意味不明の疲労感だけであった。

配布された書類は、料飲サービスマニュアルと経営基本方針の小さなファイルのみ。

 

初日がひどいと思ってはいけない。

2日目から次々と襲いかかかる、理不尽な、研修の実態をお知らせします。

 

人のふり見て、わがふり直せという意味で見てください。

 

 

つづく

 

 

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