ホテルマンの駆込み寺「まんぷく寺」  

第十四部 侵入取材 銀座のレストラン残酷物語 2015年

 

 潜入取材 銀座のレストラン残酷物語 その11 2015/7/8

 

この話は事実を元に書かれています。

実際にその会社に就職して体験した事実を報告します。

二度と私のような犠牲者を出してはいけないという思いです。

この会社の支配人(店長職)は、何十人も1か月以内に退職している。

その理由が「うつ病になって」である。

いまどき、こんな会社があったのか!!

 

 

2015年5月7日(木)午後12時 いよいよ横浜店に配属された。

 

社長からの「掃除をしてくれ」という訳の分からないオーダーを抱えて。

まず、30年間営業するレストランの裏入口。

 

なんじゃこれは?

これを片づけろというオーダーかな。

 

これ以上の場所は出せませんが、その状況はひどい。

 

電気配線がたこ足になっており、埃まみれで漏電の可能性があり。

小虫が湧いており、調理場内にハエ取り紙がぶら下がっている。

整理されていない事務所には紙の山。

 

素朴な疑問

社長はこの現状を知っているのか?

 

この状況なら、私だけで掃除を続けたらかなりの時間がかかる。

「本気で掃除だけしてくれと言っているのか」

 

現場に入って、さらに驚くべき現状があった!

 

「ここの再生はとても大変な力が必要である」

 

ところで、今までだれが責任者で、何をして来たのだろうか?

 

この1年間で、3名の支配人が採用されたが、すべてひと月以内に辞めている。

 

その担当役員が常務Uであった!!!

 

そして、この半年間は、常務Uはこの店に来ていない状況。(本人談)

 

その間、オペレーションを仕切ってやっているスタッフは、

全員、残業が付く一般社員である。

 

 

 

つづく

 

 

 

 

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