ホテルマンの駆込み寺「まんぷく寺」  

第十四部 侵入取材 銀座のレストラン残酷物語 2015年

 

 潜入取材 銀座のレストラン残酷物語 その1 2015/6/16

 

この話は事実を元に書かれています。

実際にその会社に就職して体験した事実を報告します。

二度と私のような犠牲者を出してはいけないという思いです。

この会社の支配人(店長職)は、何十人も1か月以内に退職している。

その理由が「うつ病になって」である。

 

いまどき、こんな会社があったのか!!

 

2015年4月吉日。

神奈川県内のハローワークで調べたとある会社。

銀座に自社ビルを所有している。

配膳人をまったく使わず、ほぼ正社員だけで運営している。

 

私は思った、

「銀座に約100億円の自社ビルを所有しているレストランだけの会社があった」

「会長が一代で築いた会社である」

「相当なノウハウがあるはずだ」

「よし、そのノウハウを学びに応募してみよう」

 

このような考えで、

この会社の採用試験を受ける決心をした。

 

2015年4月23日 午後3時 東京・銀座

おそまつ商店株式会社(仮称)本社

応募職種 洋食支配人

 

この会社の定年が64歳となっている。(通常は60歳)

社員だけで、年間107日も休ませて、賞与も出せる会社とは?

実際は68歳まで勤めることができる。

レストラン業で68歳まで働けるとは意味が分からない。

 

面接を受けた。

面接官 二代目社長A、総務課長Sの2名。

 

私の質問「なぜ、急募という支配人募集が多いのか」

社長A「みな、脱落してゆく」

 

約1時間の面接が終わり、銀座を後にした。

 

その後、2時間後に私の携帯が鳴った。

「おそまつ商店のSですが、会社は気に入られましたか」

 

と言うことで、あっさりと合格してしまった。

 

健康診断書の提出 なし

身元保証人 いらない

 

2015年5月1日は初出社である。

 

 

 

 

私は、うつ病になりかけてこの会社を・・・・・。

 

つづく

 

 

 

 

 

第十四部目次へ