ホテルマンの駆込み寺「まんぷく寺」
第五部 福島ホテル&ゴルフリゾートビジネス 1997年〜1998年
2001/10/18 更新
超一流施設に騙された 1997年5月のある日、出向元ホテルの総務部長と2人で現地の視察を行った。東北新幹線S駅は初夏のさわやかな風が吹いており、明らかに都会の風とは違っていた。 通常のゴルフ客と一緒にバスに乗り込んだ。駅から約10分でリゾートの敷地に入る。 ゴルフコースを眺めながら約4分でホテル玄関に到着。びっくりするほど豪華な施設。
ここはアメリカの大統領が利用するリゾートと提携している。客室は豪華に飾られている。(58部屋)和室4部屋。天然温泉のお風呂に露天風呂もある。温水の室内プール。虹鱒が釣れるフィッシング用池もある。ジムやサウナもある。
室内温水プール 料飲施設はゴルファーズレストラン、メインダイニングルーム、堀コタツの和食座敷、バーカウンター、メインバー。宴会場は200名の大宴会場など計5箇所。カラオケやマージャンルームもある。これらフル装備にはびっくり仰天。
ゴルファーズレストランとメインダイニングルーム 初日はゴルフコース(計39ホール)の視察プレーとここの東京本社専務とメインダイニングルームで食事をしながらの打ち合わせ。早々にデラックスルームで休んだ。 次の日早朝に出向元ホテル総務部長は東京に帰った。ここの東京本社専務は私にこう言った。「新しい総支配人というのは伏せているので誰にも言わないでくれ」 削除しました。 その後、6時間も誰のアテンドもなく食事もとれずほったらかしにされた。芝生に座ってボートするしかできなかった。 この時点では出向に関して断ったほうがいいかなと思った。 しかし、この超1流の豪華施設に騙された。(つづく) |
この原稿は2001年作成
2006年再読