ホテルマンの駆込み寺「まんぷく寺」   たべもんや三度笠 

美味しいお店には 一度笠 

カプリチョーザ 北谷美浜店  2002/4/8

沖縄県中頭郡北谷町字美浜8 098-926-0606

4月8日(月)午後1時に昼食の出ないANAは空腹ののぶおじさんを沖縄へ運んだ。

すぐにレンタカーに乗り換えて昼食場所を検討する。那覇市内をうろうろするも大渋滞。

結局「羽賀研二の店」がある新中心街の北谷(chatan)に行くことに決定。

国道58号を1時間ほど走った所に大きな観覧車が見えて到着。(空腹も限界)

「お、カプリチョーザがあるではないか」

空腹時には冒険よりも安心の為に「カプリチョーザでペスカトーレ」に即決。

初めてスパゲティペスカトーレを食べたのがグァムのカプリチョーザ。

現地の人々にも人気のイタリア料理として大繁盛していた。

ここ沖縄であの味を堪能できるなら「羽賀研二の店」は無視と決めた。

午後3時のため店には誰もいない。(ランチメニュー830円もある)

エスカルゴとペスカトーレを注文してオリオンビールの生でのどを潤す。

このどんぶりサイズがカプリチョーザの特徴ですね。

エスカルゴもペスカトーレもグァムと同じ味で「とても美味しい」 お見事!

デザートメニューがキャンペーンとしてアンケートを出された。

質問内容は、メニューは満足したか。サービスは満足したか。

そして、特にサービスの良かったスタッフがいれば名前を知らせて欲しいとある。

そういえば若いウエイトレスはテキパキと動いており好感接客ですね。

最近のチェーン店はサービス軽視の方向に対してこのこだわりはとても嬉しい。

 

のぶおじさんカプリチョーザ物語

1980年ごろ、私の友人が渋谷の6坪レストランでうまいイタリアンを食った。

先輩から紹介されたこのレストランのオーナーシェフは本多征昭さん。

友人の先輩はイタリアで一緒に修行した仲だそうだ。

本多さんの料理にかける情熱はすごく一切の妥協をしないで美味いものを出していた。

この小さなレストランは毎日行列ができていた。その後、近くの20坪に移転した。

このレストランの名前が「伊太利亜飯店 華婦里蝶座」と言った。

本多さんは毎日調理場で働いた為に、病気になり44歳で亡くなられました。

亡くなられる直前に(株)WDIとフランチャイズ契約を結びました。

本多さんの奥様が経営する直営店は5店、WDIのフランチャイズは145店です。

味にこだわり続けた料理人、本多征昭さんのレシピが150店舗で出されています。

 

この本多征昭さんのレシピを忠実に調理して出してくれるお店がカプリチョーザです。

サービスの向上に努力しようとする企業姿勢も大変素晴らしい。

よって、そのことが確認できたカプリチョーザ北谷美浜店に1度笠。

 

一人でも多くの人の「美味しい」を聞くため、味にこだわり続けた料理人本多征昭。

彼のレシピの強さを受け継いでいるこの味に乾杯!!

 

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