ホテルマンの駆込み寺「まんぷく寺」  

第十三部 ブライダルビジネス  集客コストを下げろ 2012年

 

 ゼクシィ本誌の戦略研究 その2 2012/2/21

 

ゼクシィ 茨城 栃木 群馬 2012年3月号を見本として、

ゼクシィ本誌、今後の戦略を考えます。

 

 

ゼクシィにブライダル業界の利益を献上してきた事実。

 

まず、ゼクシィの売上増の経過を見てください。

1999年度 ゼクシィの売上は151億円でした。

この期以降、ゼクシィ単体の売上公表がなくなりました。

 

まんぷく寺図書室にあるゼクシィを見ると

ゼクシィ関東版 2002年4月号

ゼクシィなびが電話とインターネットで登場

たった10年前の話。

 

結婚領域として売上の公表が始まりました。

 

株式会社リクルート 決算 平成18年度(2006年)

結婚領域

婚姻組数の減少傾向が続いている中、主力商品である市販情報誌『ゼクシィ』のメディア力強化、

及びインターネット商品『ゼクシィnet』のリニューアル等に取り組みました。

また、

結婚式場紹介を主業務とする『ゼクシィなび』は、関東・関西・中国・四国へ計7店舗の新規出店を行い、

業務の対象エリアを大きく広げました。結果、連結営業収益は424億8百万円となりました。

 

ゼクシィは7年間で151億から424億円(280%)と大幅に上げました。

 

また、

平成21年度決算(2010年度)の結婚領域コメント

挙式・披露宴に対するカスタマーの価値観の多様化に伴い、クライアント各社の競争が激化しております。


 こうした環境の下、主力商品である市販情報誌『ゼクシィ』において、

リニューアルの実施及びインターネット商品『ゼクシィnet』との連携強化に取り組み、ブランド力の強化を図りました。

 
 これらの結果、連結営業収益は、503億76百万円(対前期比2.8%増)となりました。

 

ゼクシィnetとの連携強化により503億円を売りました。

 

私がブライダル業界に入った頃、1999年にはゼクシィnetはなかった。

確か、2002年ごろにゼクシィがセミナーを行い、無料でゼクシィnetの参加を勧誘してきた。

 

あれから10年 ゼクシィnetはブライダル業界に殴りこんできています。

 

ブライダル業界人が驚愕するゼクシィnetの戦略をお知らせします。

ここまで馬鹿にされても高い広告料を払うのですか?

 

つづく

 

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