ホテルマンの駆込み寺「まんぷく寺」   たべもんや三度笠 

開設1周年記念特別企画

 大相撲大阪場所 升席  2003/3/11

大阪難波 大阪府立体育館  財団法人日本相撲協会

たべもんや三度笠を始めて1年が経過した。

この1周年記念に登場する三度笠を何にしようか考えた。

日頃行けない高級フランス料理か?高級料亭か?悩んだ結果は、

現在、ほとんどの人が行った事がない「大相撲の升席で配られる弁当」に決定!

はたしてチケットはどのようにして手に入れるのか?

そこは闇の仕掛け人にお願いした。「・・・・・・・・・・・・・」手に入れた。

このチケットで升席4名が入場できる。相撲に行ったことがない初心者4名を選抜。

午後3時頃は大変込み合うと書いてあったので午後2時頃に行った。

午前9時から入場できるのだがほとんど人はいないそうだ。

大阪難波駅から徒歩5分の場所にある大阪府立体育館である。

中に入ると案内所と書かれたブースが16ある。

入場券に指定の案内所が書かれており、そのブースに行く。

するときっちりと着物を着たおじさんが場内の升席まで案内してくれる。

この鉄で囲まれた升席に4つの座布団とお茶と灰皿が置かれている。

想像以上に狭い空間だ。靴を脱いでコートを脱いだら身動き取れない狭さ。

すると案内おじさんが「お飲み物は何にされますか?」と聞く。

「何がありますか」「ビールと酒とお茶」迷わず「ビール」と言った。

なんとビールは大瓶でした。

しばらくするとお土産弁当セットの大きな袋が届けられた。

この袋はどう考えても置く場所がない。あれだしてこれ出してと袋をまとめた。

とても広げておつまみにして飲み食いなど出来ない窮屈さだ。

ああだこうだとポジションが決まった時には関取の土俵入りになっていた。

いつの間にか回りは満席になっていた。(午後4時ごろ)

私は座布団の上であぐらがかけない。相撲どころではない。

足や腰が痛くなったりしびれたり、もう大変!

耐えて耐えて我慢して相撲を見ていたらあっという間に結びの一番が終わった。

大きなお土産袋をぶら下げて帰宅した。

さて、お土産の中身を広げてみた。

カラーのパンフレット・焼き鳥・枝豆・フルーツゼリー・おかき・おつまみセット・

お饅頭・マグカップ・お皿・番付表のジグソーパズル・豪華弁当が入っていた。

その全てに大相撲のロゴが入っている。

これらの食べ物は全て標準以上の優れた味。

このお土産袋にはランクがある。今回のものは最上級。

さあ、弁当をいただこう。

この弁当は内容から考えると1万円くらいの価値はある。

当然、味もよく上品な高級素材を沢山使っている。

料亭弁当というレベルだろうか。さすがに美味しかった。

さて、この半日大相撲ツアーは幾らなのか?

クリスマスにフランス料理を食ってシャンパン飲んで楽しんだ価格だな。(一人当たり)

やはり貴乃花の引退や休場力士が多いので空席が目立っていた。

もうこのままでは二度と行こうとは思わない。(もう行けないのだが)

思ったより苦痛が多かった大相撲ツアーでした。

 

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